健康雑学

病院では患者さんに寄り添う犬が活躍

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病院にいる犬


病院で働く犬には、「セラピードッグ」や「ファシリティドッグ」がいます。

この犬たちは、入院している患者さんや手術を受ける患者さんに寄り添い、精神的な支援を行っています。


因みに、「セラピードッグ」は、飼い主とともにボランティアで病院を訪問する犬です。

一方、「ファシリティドッグ」は、NPO法人が育成した犬で、特定の医療機関で医療スタッフとして働いている犬になります。


病院犬の仕事


病院で働く犬は、患者さんと触れあい、患者さんのストレスを解消したり、手術前の緊張を和らげたりしています。

また、病院犬は、子どもが注射を受けるときに、子どものそばにいることで、注射の恐怖を減らし、注射を嫌がらないようにサポートしています。


犬との触れあい効果


2015年4月に、麻布大学や自治医科大学、東京医療学院大学の共同研究グループは、飼い主と愛犬が行うアイコンタクトを主とした愛着行動によって、オキシトシンが増えるとの論文を学術誌「サイエンス」で発表しています。

それによると、飼い主と愛犬との親近感や信頼感が増すほど、オキシトシン濃度が高まるとのことです。


因みに、オキシトシンは、脳の視床下部で分泌される脳内物質で、陣痛促進や射乳作用などがあるホルモンで、愛情や絆の形成に役立ちます。

このオキシトシンの濃度が高まると、入院時の身体的・精神的ストレスが軽減し、痛みを和らげる効果が得られると考えられています。


なお、犬との触れ合うと、採血時のストレス度合いを示す物質の値が減少したという研究結果も報告されています。


病院にいる犬は衛生的


病院の中にいる犬は、衛生管理が徹底されています。

例えば、病院内に入る前は、全身をよく洗浄して、汚れやホコリ、病原菌を洗い落としています。


また、病院犬が免疫力の落ちた患者さんへ、病気をうつさないように、狂犬病などの予防接種を受けています。

そして、犬自身も患者さんから病気をもらわないように、感染症の予防接種を受けています。


なお、病院で働く犬は、大人しい犬種と血統の犬が選ばれ、病院内で暴れないように、事前に訓練をしっかりと受けています。


セラピードッグの活動


セラピードッグは、公益社団法人「日本動物病院協会」が1986年5月に始めた犬です。

このセラピードッグは、ボランティアの飼い主が愛犬と一緒に講習を受け、月に1、2回程度病院を訪問して、患者さんと触れ合っています。


2018年3月までに、延べ11万6869頭が参加しています。

<セラピードッグの活動実績>


運営主体:公益社団法人「日本動物病院協会(JAHA)」
ホームページhttps://www.jaha.or.jp



ファシリティドッグの活動


ファシリティドッグは、認定NPO法人「シャイン・オン!キッズ」が2010年1月から開始した病院スタッフ犬です。

この病院犬は、調教や指導役のハンドラーと一緒に、平日の間、病院に常勤しています。


2018年3月時点では、静岡県立こども病院と神奈川県立こども医療センターの2か所で、それぞれ1頭が仕事をしています。


なお、ファシリティドッグは、生後すぐにアメリカの病院で訓練を受けたため、病院にとても慣れています。

ただ、ファシリティドッグの育成には、1~2年程度掛かり、犬の世話や指導をするハンドラーと一緒に行動するため、人件費も必要になっています。

<ファシリティドッグの活動実績>


運営主体:認定NPO法人「シャイン・オン!キッズ」
ホームページhttp://sokids.org/ja/


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