子供の病気や育児の話

子供の好き嫌いができる理由

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育児◎小中学生の嫌いな食べ物の1位は・・・

2010年、独立行政法人「日本スポーツ振興センター」は、児童生徒の食生活実態調査を行い、小中学生の嫌いな食べ物の種類やその食べ物への行動などを調査しました。

それによると、嫌いな食べ物の1位は、「ゴーヤ」で、2位に「ナス」、3位に「レバー、ホルモン」という結果になりました。



<小中学生の嫌いな食べ物トップ10>


1位:ゴーヤ(23.9%)
2位:ナス(9.2%)
3位:レバー、ホルモン(9.1%)
4位:セロリ(7.8%)
5位:グリーンピース(7.4%)
6位:ピーマン(7.3%)
7位:トマト(6.8%)
8位:アスパラガス(6.7%)
8位:肉の脂肪・脂身(6.7%)
10位:シイタケ(6.3%)

※独立行政法人「日本スポーツ振興センター」の児童生徒の食生活実態調査(2010年):3つまでの複数回答可




<嫌いな食べ物があった時の小中学生の行動>


・我慢して食べる:38.5%
・少しだけ食べる:26.3%
・学校では食べるが家では食べない:15.8%
・食べない:14.6%
・嫌いなものはない:4.8%



◎子供の好き嫌いができる理由

子供の好き嫌いができるのは、その背景に、生物としての生存本能や、初めて食べた時の幸福感や嫌悪感、拒否感などの経験が影響しています。


例えば、人間は、遺伝的に苦味や酸味のある食べ物を嫌うようにできています。

これは、動物的な本能のなごりで、毒性を持つものには苦みを持つものが多くあり、腐っているものには酸味を持つものが多いことに由来します。


一方、甘いものは、高カロリーでエネルギー源になる栄養素が多いことから、甘味を好きと感じる方が多くなっています。

また、これと同様に、人間の生命活動に欠かせない塩分も、体が必要としていることから、塩味を好きな味と感じやすくなっています。


因みに、離乳食が始まる少し前の生後4か月目頃の乳児では、塩味の効いた離乳食を好んで食べる傾向にあります。


なお、子供の好き嫌いは、初めて食材を食べた時の経験も、その後に大きく影響を与えます。


例えば、子供が焼き鳥のレバーを初めて食べた時に、口の中でパサつく感じや苦みを伴った味に気持ちが悪くなったとします。

すると、嫌な経験をした子供は、次回に焼き鳥のレバーを見た時に、その嫌な感じがトラウマのように蘇り、レバーを美味しくないものと認識して、食べなくなります。


◎人間は雑食性で社会性の生き物

人間は、本来雑食性の生き物で、どんな食べ物でも食べられる強みを備えています。

一方、命の危険のあるものやお腹を壊す食べ物は、無意識のうちに嫌悪する本能を備えています。


そのため、初めて見る食べ物は、用心深く少しずつ口に含んで、食べられるかどうか、美味しい食べ物かどうかを確認する傾向にあります。

その後、美味しい食べ物や安全な食べ物は、好きになることが多く、少しでも危険や嫌な味を感じた場合には、嫌いになることが多くなります。


子供の好き嫌いに関しても、この傾向が顕著に現われます。


なお、人間には、集団の中で行動するために、社会性動物としての性質が備わっています。

つまり、人は、職場や学校、友達仲間、社会、文化などのルールに従う行動をとる傾向にあります。


そのため、子供は、嫌いな食べ物でも、学校での給食では、周りの生徒に合わせて、自分が嫌いなものであっても口にすることがあります。


◎嫌いなものを克服する

子供の食わず嫌いを克服するには、少しずつ繰り返し食べて、苦手意識を薄めていく方法(行動学習)があります。

また、親などが、子供の嫌いなものを美味しそうに食べているのを見せて、子供にまねさせる方法(食環境適応)も有効となっています。


例えば、ゴーヤが嫌いな子供には、その味が際立たないように、少しずつ料理の中に入れて、ゴーヤへの抵抗感を減らします。

また、ゴーヤ料理を、頻繁に食卓へ並べるようにして、ゴーヤを食べる機会を増やします。


なお、子供には、力づくで無理やり食べさせるのではなく、親が先に美味しそうに食べて、子供がつられるように食べる雰囲気を作ります。

因みに、子供は、バーベキュー(BBQ)や鍋パーティーなど、楽しいイベントを通して、嫌いな食べ物を自然と好きになることがあります。
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