介護の話

認知症の体験集約サイトのご紹介

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介護◎認知症とは・・・

認知症(にんちしょう)とは、老化による「もの忘れ」とは異なり、病気によって、脳の神経細胞が徐々に破壊されていくことで、症状が現れる病気です。

この認知症は、発症する原因が人それぞれ異なっています。


ただし、認知症患者さん全体の約5割を占めているのが、「アルツハイマー型認知症」になります。

また、「レビー小体型認知症」と「脳血管性認知症」も、認知症患者さんのそれぞれ2割程度を占めていて、これら3つの認知症を合わせて、「三大認知症」と呼んでいます。





◎認知症の症状は・・・

認知症の症状は、ごく初期のうちは、患者さん本人でも異常に気がつかないほど、ゆっくりと理解力や判断力が低下していきます。

また、人によっては、認知症の前兆として、幻視が現れたり、匂いが感じにくくなったりするほか、寝言や便秘などといった症状も現れることがあります。


多くの方の場合、認知症の初期症状は、年単位で進行性に、緩やかに症状が進んでいきます。

そして、これがある程度進行してくると、今いる場所などが分からなくなったり、少し前にあった出来事が全部きれいに忘れてしまったりします。


そのほかに、周囲の変化に気がつきにくくなったり、事件やニュースなど社会の出来事にも無関心になったりして、日常生活に支障が出てきます。

なお、認知症の症状が酷くなると、妄想や興奮、徘徊など、認知症の行動・心理症状(BPSD)が現れてきます。




◎認知症の行動・心理症状への対処法

認知症患者さんへの対応は、ちょっとした変化を加えたり、環境を少し変えてあげたりすることで、症状が大幅に改善することがあります。


例えば、認知症患者さんが植木や洗濯物が人に見えたり、丸いクッションやお皿が人の顔に見えたりする場合、見間違えているそれらのものを見えなくします。

すると、認知症患者さんの約9割の方で、症状や不安が落ち着きます。


また、食事をしたことを忘れて、何度も「ご飯は、まだ?」と聞く認知症患者さんに対しては、食べた後の食器をすぐに片付けないで、そのまま見せておくと、約7割の方が落ち着きます。

そして、認知症患者さんが「物を盗まれた」との妄想を抱いている場合には、「家族が管理しているから、大丈夫」と説明すると、約3割の方が落ち着きます。


なお、これらの認知症患者さんへの対処法で、うまくいった方法と失敗した方法や、介護の体験談が「認知症ちえのわnet」というサイトに集約されています。




◎認知症ちえのわnet

認知症ちえのわnet」は、大阪大学と高知大学の認知症研究班(代表:数井裕光高知大学教授)が運営しているインターネットサイトです。

このサイトは、無料で閲覧することができ、認知症の対処法に悩んでいる方の参考になるヒントがたくさん載せられています。


ただし、「認知症ちえのわnet」は、まだ発展途上のサイトのため、これからのデータ集積やその分析が必要となっています。


例えば、「認知症ちえのわnet」は、全国から認知症患者さんの生年や要介護度などのほか、「どんなことが起きたのか」、「どう対応したのか」、「その結果うまくいったのか」などの情報を集めています。

そして、これらの情報は、事務局の医師らが定期的にチェックして、症状や対処法ごとに分類して分析しています。


サイトを開設してから、2年余りが経過して、これまでに数多くの情報が集められています。

そのため、データの精度が向上して、有効な対処法が徐々に明らかになってきています。


なお、「認知症ちえのわnet」では、個別の体験談も掲載されていて、介護をした方の成功体験だけでなく、失敗した例も数多く掲載されています。


<認知症の体験集約サイト>


サイト名:「認知症ちえのわnet」

URLhttp://chienowa-net.com/


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