健康雑学

エアコンのカビによる咳ぜんそくに注意

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体調管理◎猛暑が続く日本の夏

近年、日本の夏は、35度を超える猛暑日(もうしょび)が増えてきています。

この異常な暑さは、地球温暖化の影響が現れてきているとも言われていて、世界でも、同じような異常気象が引き起こされています。


2018年の夏は、インド洋から張り出してくるチベット高気圧が、日本の上空で、太平洋高気圧の上に重なる特殊な気圧配置となっています。

そのため、高気圧が2枚重ねになったことにより、最高気温が40度を超える観測地点も出てきています。


なお、人間の体温を超える40度の気温を記録する場所では、命の危険を伴う暑さとなっています。


◎猛暑に活躍するエアコン

夏の猛暑では、エアコンは、熱中症を予防するためにも必要な冷房機器となっています。

ただし、このエアコンは、定期的にクリーニングを行わないと、フィルターにホコリが溜まったり、エアコン内部にカビが発生したりします。


そのため、エアコンが汚れているまま使用し続けていると、これらのホコリやカビが、エアコンの風に乗って飛び出してきます。

なお、アレルギーを持つ方のなかには、これらのホコリやカビを吸い込んで、咳ぜんそくを引き起こしてしまう方もいます。


◎咳ぜんそくとは・・・

咳ぜんそく(咳喘息:cough variant asthma)とは、咳の症状のみが現れている喘息のことで、喘息に特有なヒューヒューやゼーゼーなどの喘鳴(ぜんめい)は聞こえない病気になります。

この咳ぜんそくは、エアコンの使用によって引き起こされることがあり、夏場にも多く発生している疾患の1つになります。


なお、咳ぜんそくは、エアコンの風に含まれるホコリやカビのほかに、冷房が効いた部屋と暑い屋外を移動したときに生じる寒暖差でも引き起こされることがあります。


◎夏風邪とは違う咳ぜんそく

夏風邪は、アデノウイルスやパラインフルエンザウイルスなどのウイルス感染によって、引き起こされる夏の病気です。

この夏風邪は、2~4日間ぐらい微熱や喉の痛みが続き、場合によっては、下痢や発疹が出たりします。


しかし、夏風邪の多くは、脱水や衰弱に注意して、栄養と休息、睡眠を十分に取っていれば、1週間程度で回復します。


一方、咳ぜんそくは、エアコンから出るホコリやカビの胞子によって、アレルギー性の乾いた咳が引き起こされ、多くの場合、2週間以上も症状が続きます。

そして、咳ぜんそくは、適切な治療をせずに放置しておくと、約3割の方が気管支喘息へ移行してしまいます。


なお、咳だけではなく、肺にまで炎症が広がり、微熱や痰、頭痛などが現れた場合には、夏型過敏性肺炎へ移行している可能性があります。

この夏型過敏性肺炎は、重症化すると、呼吸困難を引き起こし、命を落とす危険性のある病気になります。


因みに、咳ぜんそくは、エアコンから出るホコリやカビなどの原因が取り除かれない限り、症状が繰り返され、辛く苦しい状況が続くことになります。


◎咳ぜんそくが起こりやすい状況

エアコンの使用によって、咳ぜんそくが起こりやすい状況が幾つかあります。


<咳ぜんそくが起こりやすい状況>


・エアコンを一日中使用している

・エアコンの風がカビ臭い

・エアコンのフィルター掃除を2週間以上していない

・エアコンのクリーニングを1年以上していない

・朝起きたときに、乾いた咳が出る

・寝るときに、マスクをしないと喉が痛くなる

・エアコンの使用中は、喉が乾燥したり、イガイガしたりする

など



◎咳ぜんそくを防ぐためには・・・

咳ぜんそくを防ぐためには、エアコンのフィルターをこまめに掃除して、エアコン内部を乾燥させることが大切です。

特に、エアコンの使用によって内部に発生する結露(けつろ)は、カビの繁殖を手助けしてしまいます。


そのため、エアコンを使用した後は、エアコンの電源を切る前に、約30分間の「送風運転」を行って、エアコン内部を乾燥させることが重要です。

また、エアコンで冷えた部屋から暑い場所へ移動する場合には、マスクを着用して、喉や気管支を寒暖差から守るようにします。


特に、マスクは、喉の乾燥を防ぎ、のどの粘膜を保護する効果があります。

そのため、エアコンの効いた部屋でマスクを着用していると、気管支をホコリやカビから守るとともに、乾燥からも守って、気管支の炎症や腫れを防ぐ効果が得られます。
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