暮らし雑学

浸水被害後にやるべきこと

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暮らし雑学◎浸水被害がもたらすもの

ゲリラ豪雨や線状降水帯、台風などの浸水被害は、カビ感染症の発生をもたらします。

そのため、家屋の浸水被害が起きた際には、その後に、屋内外の消毒作業が必要となります。


特に、下水からの逆流被害が起きた場合には、O-157やノロウイルスなどの食中毒に注意が必要です。

また、泥水に浸水した床や壁には、破傷風菌が付着している可能性もあり、傷口を汚れた手で触らないようにすることが大切です。





◎消毒に使える洗剤

浸水被害後の消毒には、「逆性石けん(石鹸)」と「家庭用塩素系漂白剤」がお勧めです。

これらの洗剤は、スーパーやドラッグストアなどから簡単に購入することができ、また、日常の洗剤としても使うことができます。


このうち、逆性石けんは、「塩化ベンザルコニウム」という成分が含まれていて、医療機器の消毒や食中毒対策として活用されています。

一方、家庭用塩素系漂白剤は、薬剤耐性の高いノロウイルスにも効果のある「次亜塩素酸ナトリウム」という成分が含まれている洗剤になります。


なお、逆性石けんは、手指消毒など、人体に対して用いることができます。

しかし、家庭用塩素系漂白剤は、人体には直接使用せず、食器や衣類、家屋などの消毒に用います。




◎逆性石けんによる消毒

逆性石けんは、手指や泥に浸かった足などの消毒に用います。

また、床上浸水が起きた場合には、家具類や床、壁、畳などの消毒に逆性石けんを用います。


なお、逆性石けんを手洗いや足洗いで用いる場合、まず、通常の石けんで洗って、十分すすいだ後に、手足を薄めた薬液で揉み洗いします。

その後、手足を十分にすすいで、よく乾かします。


一方、家具類や床の消毒では、あらかじめ汚れを落としてから、仕上げ消毒として、薄めた薬液を浸した布を用いて、拭き掃除をします。

そして、特に気になる箇所には、薄めた薬液を入れたスプレーで、濡れる程度に噴霧して、そのまま乾かします。


因みに、速乾性の手指消毒薬を用いる場合には、適量を手にとって、薬液をムラなく乾くまで擦り込みます。


<逆性石けん(10%)の使い方>


商品名:ザルコニン、オスバンなど

手指の消毒:キャップ1~2杯(5~10ml)を1リットルの水に入れ、100~200倍に薄めて使用。(希釈液は、0.05~0.1%濃度)

家具類や床の消毒:キャップ4杯(20ml)を1リットルの水に入れ、50倍に薄めて使用。(希釈液は、0.2%濃度)

※キャップ1杯は、およそ5mlとなっています。






◎家庭用塩素系漂白剤による消毒

家庭用塩素系漂白剤は、人体に対して直接使用したり、他の消毒液と混ぜて使用したりすることを避けます。

そのため、家庭用塩素系漂白剤は、食器や衣類、床下などの消毒に用いるようにします。


このうち、食器や衣類では、汚れを落としたあと、薄めた薬液を入れたバケツの中に浸したあと、よく乾かします。

ただし、製品によっては、薬液に浸した後、薬液をすすいで洗い落とす作業が必要になります。


因みに、家庭用塩素系漂白剤がない場合には、食器や衣類を熱湯の中に入れて、1分間煮沸すると、同じような消毒効果が得られます。


一方、家具類や床、床下の消毒に家庭用塩素系漂白剤を用いる場合には、あらかじめ汚れを落とした後、薬液を水で薄めて、拭き掃除をします。

なお、掃除作業をするときには、薬液が目に入ったり、体へ付着したりすることを防ぐために、眼鏡やマスク、長袖、長ズボン、ゴム手袋を着用して行います。


ただし、家庭用塩素系漂白剤は、金属やゴムを腐食させたり、色落ちさせたりする性質があります。

そのため、逆性石けんやクレゾール石けん液を使用して、床上や床下、屋外の消毒を行ったほうが良い場合もあり、家庭用塩素系漂白剤の使用には注意が必要です。


<次亜塩素酸ナトリウム(6%)の使い方>


商品名:キッチンハイター、ミルトンなど

食器や衣類の消毒:キャップ1杯弱~2杯弱(5~10ml)を1リットルの水に入れて、100~200倍に薄めて使用。(希釈液は、0.03~0.06%濃度)

手に触れやすいものの消毒:キャップ1/2杯(3.3ml)を1リットルの水に入れて、300倍に薄めて使用。(希釈液は、0.02%濃度)

※キャップ1杯は、およそ6mlとなっています。


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