健康雑学

脱水は、熱中症や夏血栓のもと

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健康雑学◎蒸し暑い夏の脱水

梅雨が明けて、連日、蒸し暑い日が続くと、知らず知らずのうちに汗をかき、脱水症(だっすいしょう)を引き起こすことがあります。

特に、高齢者の場合、体温の調節機能が衰えて、夏の暑さに鈍くなり、喉の渇きを感じにくくなります。


そのため、毎年、5月から10月頃にかけて、熱中症(ねっちゅうしょう)で緊急搬送される方のうち、半数以上が高齢者の方となっています。


◎脱水は、熱中症や夏血栓のもと

体内で水分量が少なくなる脱水(だっすい)は、めまいや立ちくらみ、頭痛などの脱水症を引き起こします。

また、脱水は、体内の水分バランスの崩れをもたらし、体温調節機能を低下させて、熱中症の引き金となります。


さらに、脱水によって、血液がドロドロになると、血液が固まりやすくなり、夏場の心筋梗塞や脳梗塞などの夏血栓(なつけっせん)が起きやすくなります。


◎体内の水分は・・・

体内にある水分は、体の隅々まで酸素や栄養素を運ぶ手助けをしています。

また、これらの水分は、エネルギーを消費することにより発生した二酸化炭素や老廃物を、各細胞から回収する役割も担っています。


しかし、夏場には、気がつかないうちに体内の水分が失われ、さまざまな体調不良が引き起こされてしまいます。

そのため、普段と違った感じや症状が現れたら、早めの水分補給が脱水症を予防するコツになります。


◎脱水症の予防は、水分補給

脱水症の予防は、水分補給が基本です。

この水分補給は、「喉が渇いた」と感じる前に行うことが大切です。


なお、「喉が渇いた」と感じたときには、もうすでに、体内の水分が減り始めている徴候になります。

そのため、暑い夏には、規則正しい食生活を送り、喉が渇いていなくても、毎日、1~2時間おきに、コップ1杯の水分を摂取することが大切です。


◎高齢者の脱水症予防

高齢者の場合には、脱水症を予防するために、「起床後」や「午前10時」、「午後3時」、「入浴前後」、「就寝前」など、毎日、決められた時間に水分を摂取することが大切です。

また、朝・昼・夕の食事時にも、コップ1杯の水分を取ることが、脱水症予防に効果的です。


なお、1回に摂取する水分量は、コップ1杯(150~200cc)を目安に行います。

ただし、カフェインが入っているお茶や紅茶、コーヒーのほか、お酒などのアルコール類は、利尿作用があるため、飲むのを避けるようにします。


これは、これらの飲み物には、水分を排出させる効果があり、夏場では、脱水症のリスクを高めてしまうからになります。


<カフェインが入っている食品や薬>


・緑茶

・紅茶

・コーヒー

・ウーロン茶

・ココア

・チョコレート

・コーラ(カフェイン入り商品の場合)

・栄養ドリンク(カフェイン入り商品の場合)

・チューイングガム(カフェイン入り商品の場合)

・総合感冒薬

・頭痛薬

・解熱鎮痛薬

など

※麦茶には、カフェインは含まれていません。



◎喉が渇いたときには・・・

喉が渇いたときには、脱水症を引き起こさないために、すぐに水分補給をするようにします。

このとき、スポーツドリンク経口補水液を利用すると、水分や栄養素が素早く体内へ吸収されるため、たいへん重宝します。


なお、スポーツドリンクや経口補水液には、水分や塩分のほか、糖分、ビタミン類、電解質のミネラル類などがバランスよく配合されています。

そのため、これらの飲料水は、喉が渇いたときや大量に汗をかいたときに、体内で不足している水分や栄養素を効率よく補給することができます。


ただし、スポーツドリンクや経口補水液には、通常の清涼飲料水よりも、糖分やナトリウムなどが多く含まれているため、一度に大量に飲まないようにします。

特に、高血圧症や糖尿病などの持病がある方の場合、これらの症状が悪化してしまう可能性があります。


なお、自家製の食塩水や砂糖水は、作り置きにより、病原菌の繁殖が引き起こされ、食中毒の原因となりますので、要注意です。


◎高齢者の室内環境に注意

脱水症から熱中症や夏血栓を引き起こす高齢者の方の多くは、自宅で発症しています。

そのため、自宅の室内環境を整え、夏場での服装に注意することが大切です。


特に、室内には、温度計や湿度計を設置して、28度・80%を超えないようにします。

なお、換気や扇風機によっても、室内温度が下がらない場合には、エアコンを使用して、涼をとるようにします。


◎高齢者の服装に注意

夏場は、熱がこもらないように、風通しのよい服装を心掛けるようにします。

ただし、高齢者の方の場合には、体温調節機能の低下から、暑いのに、「寒い」といって厚着をする方がいます。


そのため、日頃から、家族や周囲の方が、高齢者の方の健康状態を見守っていく事が大切となります。

なお、夏場に、熱中症を発症した高齢者の方では、冬のような格好をして倒れていたケースが数多く報告されています。


◎暑さを乗り切るポイント

近年では、「吸汗速乾」するDRY加工された衣類が発売されていて、暑い夏を乗り切るアイテムとして活用されています。

また、外出する際の帽子や日傘も、体温上昇を防ぐアイテムとして、よく利用されています。


なお、外出中は、できるだけ日陰や地下を通るようにして、直射日光を避けることが大切です。

また、外で、めまいや立ちくらみを感じた際には、冷房の効いたコンビニやスーパーなどに入り、体温をクールダウンして、体のオーバーヒートを防ぐようにします。
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