子供の病気や育児の話

離乳食を始める時期

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育児◎離乳食を始める時期

離乳食を始める時期は、個人差がありますが、およそ生後4~5か月目ごろからか、体重が7kgを超えた時期からになります。

また、赤ちゃんが、母乳以外の食べ物を欲しがり始めた時期に、離乳食を開始する場合もあります。


一方、離乳食を終える時期は、生後12~15か月目ごろか、固形食からの栄養分が2/3以上になり、3回の食事とおやつが食べられるようになった時になります。

この離乳食を食べさせる約10か月の期間を、離乳期(weaning period)といいます。


ただし、赤ちゃんに下痢が続く場合やアレルギーの傾向がある場合には、無理に離乳食への切り替えを行う必要はありません。

離乳食は、赤ちゃんの様子を見ながら徐々に取り入れていけば良いものになります。


なお、離乳食が始まるとともに、母乳の量を少なくしたり、終了したりする必要もありません。

母乳は、基本的には、作られ続けている限り与えて良いものになります。





◎離乳食とは・・・

離乳食(りにゅうしょく:food of weaning)とは、赤ちゃん(乳児)の食事のことで、母乳や粉ミルク(育児用調整粉乳)から、幼児食へ移行するまでの間に食べさせる半固形食のことをいいます。

この離乳食は、その初期には、お粥(かゆ)の米粒を潰した「つぶし粥」を用い、その後、徐々に、お粥の米粒を固くしていきます。


ただし、お粥のみでは栄養バランスが崩れるため、お粥のほかに、卵や豆腐、ヨーグルト、白身魚などのタンパク質源と、野菜などの穀類や果物などを加えていきます。

因みに、近年では、離乳食用のベビーフードを利用するご家庭も増えてきています。


なお、母乳については、子供が欲しがるままに与え続けて良いものになります。

一方、粉ミルクについては、離乳食の開始後は、子供の欲しがるままに与え、開始1か月後ぐらいから、1日に3回とし、生後9か月目ぐらいからは、1日2回程度、離乳食後に与えます。


そして、母乳育児(母乳栄養法)を心掛けているご家庭では、幼児食への移行後も、母乳を与え続けます。

これまでのケースでは、3~7歳まで与え続けたご家庭も報告されています。


なお、1994年に当時の厚生省研究班が示した「離乳の基本(改定版)」によれば、離乳期を初期、中期、後期、完了期に分類して、それぞれの離乳食の目安を紹介しています。


<離乳食の目安>


初期(生後4~6か月):なめらかにすりつぶした状態の「つぶし粥」や「つぶし野菜や果物」、慣れてきたら、「つぶし豆腐」や「つぶし白身魚」などを追加します。

中期(生後7~8か月):舌で潰せる固さの「全粥(全がゆ)」や「つぶし野菜や果物」、「つぶし肉」、「卵黄(1/3個)」、ヨーグルトなどを与えます。

後期(生後9~11か月):歯茎でつぶせる固さの「全粥」や「軟飯」、野菜や果物、肉、全卵(1/2個)、乳製品などを与えます。

完了期(生後12~15か月):歯茎で噛める固さの「軟飯」や「ご飯」、野菜や果物、白身魚、肉、豆腐、全卵(1/2~2/3個)、乳製品などを与えます。

注意:蜂蜜(はちみつ)は、乳児ボツリヌス症を引き起こす危険性がありますので、満1歳を超えるまでは離乳食には用いません。






◎離乳食に変える理由

離乳食に変える理由は、生後5か月目ごろから、母乳や粉ミルクの栄養だけでは、タンパク質や鉄、ビタミンCやビタミンDなどが補えず、栄養バランスが崩れてくるからになります。

そのため、母乳育児(母乳栄養法)を心掛けているご家庭でも、母乳のほかに、離乳食を加えて、不足しがちな栄養素を補うようにしていきます。


なお、母乳育児を続ける方は、幼児食への移行後に、授乳回数を減らして「乳離れ」を進めていきます。

一方、母乳は、搾乳器を使って哺乳瓶へ移し、子供へは、哺乳瓶から母乳を与えたり、幼児食の中に母乳を入れたりして与えていきます。


因みに、母乳は、個人差がありますが、搾乳を続ける限り、子供が3~7歳ぐらいになるまで作られ続けます。




◎離乳法

離乳法とは、赤ちゃん(乳児)の栄養を、それまでの母乳や粉ミルクから、様々な食材を用いた離乳食や幼児期の固形食に移行していくことをいいます。


まず、離乳食の初期(口唇食べ期)には、1日に1回、離乳食を与えて、赤ちゃんの消化管が母乳以外の食品に慣れるようにしていきます。

そして、離乳食の中期(舌食べ期)には、1日に2回とその回数を増やし、後期(歯茎食べ期)には、1日3回を与えていきます。


なお、赤ちゃんの消化管は、初めて入ってくる食材にびっくりして、便性が変わり、下痢を起こしやすくなります。

また、赤ちゃんの腸内細菌叢(腸内フローラ)は、未完成のため、離乳食により、お腹がゴロゴロと鳴ったり、腸の蠕動運動が激しくなったりして、夜泣きやむずがりが現れやすくなります。


そのため、離乳食に、新しい食品を用いるときには、食事後の便性によく注意を払って、便に異常がないかどうかを確認していくことが大切になります。
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