健康豆知識

食道胃接合部がんの主因は胃酸の逆流

食道胃接合部がんとは・・・食道胃接合部がん(esophagogastric junction cancer)とは、食道と胃の噴門部との境目である接合部にできるがん(腫瘍)のことです。近年、この食道胃接合部がんは、食生活の欧米化や肥満、加齢などの要因により、患者さんの数が増加傾向にあります。日本食道学会や日本胃癌学会などの関係学会の調査では、2001年~2010年の間に、手術件数が倍増しています。ただし、正確な患者数は、まだはっ...

腎盂腎炎は尿路からの感染がほとんど

腎盂腎炎とは・・・腎盂腎炎(じんうじんえん:pyelonephritis)とは、細菌感染によって、腎臓や尿管への入り口である腎盂(腎盤)、腎臓と腎盂をつなぐ腎杯に炎症が生じた疾患のことです。この腎盂腎炎は、以前は「腎盂炎(pyelitis)」という言葉を用いていましたが、現在では、腎盂炎とは呼ばずに、腎盂腎炎と呼んでいます。なお、腎盂腎炎を引き起こす細菌は、グラム陰性桿菌がほとんどで、その感染経路は、尿路からの逆流(逆...

乳酸菌が腸の免疫を活性化する仕組み

乳酸菌とは・・・乳酸菌(にゅうさんきん:lactic acid bacterium)とは、エネルギーを作り出す過程で、炭水化物を分解して乳酸を作り出す細菌の総称です。この乳酸菌の代表的なものには、グラム陽性桿菌のラクトバチルス属、グラム陽性球菌のストレプトコッカス属、ペディオコッカス属、ロイコノストック属がいます。なお、ラクトバチルス属やペディオコッカス属、ロイコノストック属の菌種は、ポリペプチド系抗生物質のバンコマ...

膵嚢胞は早期発見が可能

膵嚢胞とは・・・膵嚢胞(pancreatic cyst)とは、膵臓の中やその周辺に、体液や血液などが溜まってできた袋状の構造物のことを言います。この膵嚢胞は、病理組織学的には、仮性膵嚢胞と真性膵嚢胞に分けられます。このうち、仮性膵嚢胞は、急性膵炎や慢性膵炎、膵外傷などが原因となって生じたものになります。この仮性膵嚢胞は、膵臓内やその周囲組織に膵液や血液が漏れて、そのまま吸収されずに、肉芽組織に包まれてできます。...

再発が多い憩室出血

憩室出血とは・・・憩室出血とは、大腸の壁の一部が窪み、外側(体内側)に飛び出した憩室(diverticulum)から出血する症状のことを言います。この憩室出血は、憩室の表面にある細かい血管から出血するため、痛みを伴わないことも多くなっています。また、憩室からの出血は、大腸へのちょっとした刺激で始まることが多い一方、出血する血管が細いため、血が自然に止まることもあります。ただし、憩室自体にも、腸に栄養を送る動脈...

糞便移植療法の適応疾患

注目を集める腸内フローラ近年、腸内フローラ(腸内細菌叢)は、様々な疾患に関わりがあり、「これまでの医学の常識を変えるかもしれない」と、世界中の注目を集めています。また、腸内フローラは、これまでは原因不明で治療法がなく、難病とされてきた様々な疾患の治療に役立てられるとも期待されている新しい医療分野でもあります。現在、世界中で、腸内フローラの研究が日進月歩で進められていて、腸内フローラと人体との関わり...