健康豆知識

免疫療法は第4のがん治療法

がん細胞は日々誕生健康な人でも、毎日、体内でがん細胞が誕生しています。しかし、このがん細胞が大きくならずに消えていくのは、体内の異物を攻撃したり除去したりする免疫細胞が活躍しているおかげになります。通常、免疫細胞は、ウイルスや細菌などの異物の侵入を監視するだけでなく、がん化した自身の細胞をも監視して、攻撃を繰り返しています。がん細胞は免疫細胞を味方に変えるがん細胞は、血管から優先的に栄養を吸収した...

オプジーボが効く仕組みと問題点

オプジーボとは・・・オプジーボ(一般名ニボルマブ)とは、免疫細胞にがんを攻撃させる抗がん剤治療薬のことで、免疫細胞の働きを抑えるブレーキを外すことで抗腫瘍効果を発揮します。このオプジーボは、2018年10月、ノーベル生理学・医学賞の受賞が決定した本庶佑(ほんじょ たすく)京都大学特別教授が発見した「PD-1」という分子を利用した薬剤です。<オプジーボ>・商品名:オプジーボ・薬剤名:ニボルマブ(nivoluma...

イレッサは遺伝子変異に合わせた個別化医療への先駆け薬

イレッサとは・・・イレッサとは、抗がん剤の分子標的薬という種類の薬剤です。このイレッサは、2002年に、肺がんに対する初の分子標的薬として承認されました。イレッサは、嘔吐や脱毛を伴う厳しい闘病生活の末に亡くなる「不治の病(やまい)」というがんの印象を、「治る病」へと劇的に変化させた薬です。なお、分子標的薬とは、がん細胞の活動に関わる特定の分子を狙い撃ちにすることで、がん細胞の増殖や浸潤、転移を阻害...

抗がん剤の副作用で神経障害性疼痛を発症

がん細胞を攻撃する薬抗がん剤(anticancer drug)とは、癌や肉腫などの悪性腫瘍の細胞の増殖や生存を阻止するために投与する薬剤のことです。この抗がん剤は、がん細胞の死滅や増殖の静止をもたらす効果を発揮し、がん治療に欠かせない薬となっています。<抗がん剤の作用機序>・アルキル化薬:核酸やタンパク質の合成阻害、DNA鎖間の架橋結合・白金錯化合物:DNA鎖間の架橋結合・代謝拮抗薬:核酸代謝の阻害・抗癌性抗生物質:D...

粒子線治療で保険適用となるがん

粒子線とは・・・粒子線(particle beam)とは、放射線の1種で、原子や分子を直接もしくは間接的に電離させることができるほどの運動エネルギーを持つまで加速させた粒子の束のことです。この粒子線は、加速させる粒子の違いから、電子線やパイ中間子線、中性子線、陽子線、ヘリウム線、カーボン線、ネオン線などの種類に分けられます。このうち、中性子線を除いた粒子のビームを荷電粒子線と呼びます。また、荷電粒子線から、さ...

セカンドオピニオンの受け方とその注意点

セカンドオピニオンとは・・・セカンドオピニオン(second opinion)とは、「第2の意見」を表す言葉で、患者さんが現在の主治医だけではなく、第2の医師へ診断や治療法などの意見を求めることを言います。このセカンドオピニオンは、患者さんが自身の治療法について、納得して選択できるように設けられた制度になります。なお、厚生労働省は、2002年に、世論の高まりを受けて、セカンドオピニオへの協力を医療機関が表示でき...